韓国ドラマ「凍える華」すれ違いが多すぎるけれどハマる!キャスト、あらすじ

韓国ドラマ

母から娘に引き継がれた因縁。愛した男に裏切られた女性が復讐の鬼に。「シンデレラの涙」の脚本家が手がける壮絶な復讐劇。

あらすじ

母と二人で慎ましく暮らすナヨン(イ・ユリ)は、教会でピアノの練習が唯一の楽しみ。そんなナヨンのピアノの音色に誘われテジュン(ソ・ジュニョン)は教会に通うようになる。だが、幸せもつかの間、ナヨンは唯一の家族である母を交通事故で失ってしまう。

母の初恋相手だったギョンワンは、ナヨンを引き取り一緒に暮らすが、ナヨンの母からギョンワンを奪った妻のユギョン(キム・ヘリ)はナヨンの存在を疎ましく思っていた。そして、娘のセジン(パク・ハナ)も、ナヨンに冷たく当たる。

ある日、ナヨンはユギョンが隠した母の写真を探していると、母が亡くなる際に握りしめていたイヤリングの片方をユギョンの部屋で見つける。

その姿を見て焦ったユギョンは、ナヨンを家から追い出し養護施設に送る。15年後、テジュンとナヨンは愛を育み将来を約束する仲になっていた。そしてセジンは、束縛の激しい夫との離婚が成立したばかりだった。

ペクドグループに主席で入社したテジュンは、会社からアメリカ留学の提案を受ける。しかしそれには、セジンの同行が条件だった。

感想・レビュー

凍える華。これこそ韓国ドラマです。韓国ドラマあるあるのすれ違い。目の前を通っているのに気づかない。このもどかしさが癖になります。そして、必ずテーマになる財閥家のゴタゴタ。あるあるなのにハマってしまいます。

テジュンに裏切られ、その上最愛の娘セビョルを亡くしたナヨンの復讐劇です。彼女の生き別れの令嬢、ドヒとの出会いと別れでナヨンはドヒになりすまし、テジュンと、妻であるセジン、そして、その母親であるユギョンに復讐をしていきます。

不思議とナヨンからドヒとなった途端に、彼女の計画が上手く回っていくところが痛快です。それまでは、観るのが嫌になってしまいそうになるほどズタボロにされ続けていたナヨンでしたが、ドヒになりすましてからは全てが彼女の思惑通りに進みます。よくあるお金持ちになると計画が上手くいくパターンです。

一途に愛するフィギョンが時には可愛そうに思えてしまうのですが、それよりも極悪ユギョンが追い詰められていくのが楽しいです。そして、ドロドロだけでは疲れてしまいます。しかし、これも韓国ドラマでよくあるのですが、所々ユーモアを入れてきます。

やはり、このドラマでは、ナヨンの妹とテジュンの弟のカップル。最初は、お互い自分がお金持ちだと偽り、付き合っていました。それがお互い庶民、しかもお互い貯金すらない身分と知り、最初は別れてしまいますが、結局、本心から好きだと気づき、結婚します。一言で言うとバカップル。でも、ほほえましいので好きです。

認知症になってしまったヨンスクですが、彼女が一番のキーパーソンでした。ユギョンに意地悪され、地獄の日々でありながらも悪気なくユギョンを追い詰めていく。その無邪気なヨンスクが可愛いらしいです。私だけかもしれませんが物語の最初から比べるとヨンスクがとても綺麗になったように思えます。私は、彼女が大好きです。

セジン、ナヨンの実父の衝撃的な事実。一体、この物語はどう終わっていくのか。と、思っていました。そうなってくるとセジンも可愛いそうになってしまいます。

暴走するセジン。そして、大事故。このまま不幸なまま終わってしまうのかと、思っていたら大どんでん返し。セジンは記憶喪失に。海外留学から帰ってきたナヨンを迎えにきたセジン。

偶然にも離婚したテジュンと遭遇します。セジンは、テジュンに見覚えがある。と、感じ惹かれます。気になりながらもナヨンの元へ。とても素直で優しい人となったセジンは明るくナヨンに自己紹介し、ナヨンの荷物を運ぼうとします。これまでのセジンとは別人です。

しかし、ナヨンは待っている人がいる。と、告げます。セジンは「気になる人がいた」と、言います。それがテジュンだと知ったナヨンは「必ずつかまえてあげて」と、伝え、嬉しそうに走っていくセジン。テジュンを捕まえて自己紹介をし、握手をします。そして、微笑むテジュン。この2人は今度こそ幸せになりそうです。

そして、ナヨンを探すフィギョン。「もう、待つのは嫌だ」と、言い微笑むナヨン。あぁ、やっとこの2人も幸せになれました。ついつい、「あともう1話」と、病みつきになってしまうドラマです。/カエル

キャスト

イ・ユリ
ソ・ジュニョン
パク・ハナ
ソン・ジョンホ

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作品について

公開:2016年

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