CSI:科学捜査班シーズン9のスカイハイという話を見たときの衝撃

海外ドラマ

CSI:科学捜査班というドラマが好きです。ラスベガスを中心として、様々な事件を科学的に捜査するという内容になっています。一話完結もので、登場人物の誰か一人にスポットが当たったり、まったく異なる二つの事件の捜査に当たったり、逆に関係ないと思われていた事件に繋がりがあったりなど、話のバリエーションが非常に豊富です。

最大の特徴は先の読めない展開です。事件には犯人がつきものです。しかしCSI:科学捜査班は実は自殺だったり、あるいは事故だったりと、必ずしも犯人がいるとは限らないという特徴があります。一見殺人事件のように見えて、実はただの事故だったという展開が意外とあるため、どういう風な着地を迎えるのかまったく予測がつきません。

そして実は事故だったというストーリーの場合、大体荒唐無稽です。嘘だろと思うような死に方で、あまりにもありえなさすぎて、笑ってしまうこともあります。どうやったら思いつくんだという事故ばかりで、脚本家の頭の中を覗いてみたいと感じるほどです。

事実は小説より奇なりと言いますが、本作に事故にまつわるエピソードはまさに奇怪です。特に衝撃的だったのはシーズン9のスカイハイです。珍しく三つの事件が同時に起こっており、すべて空にまつわるものになっています。

この三つの事件の中で、砂漠の中で動物に食い荒らされて死んでいる修行僧がいました。検死の結果、死んでから食い荒らされていることが判明します。一体誰が何の目的で殺したのかと推理をめぐらせていましたが、まさかの鷲が甲羅を誤って落として、それがたまたま頭に当たって死んだというのが真相でした。亀が頭にぶつかったという思わぬ真相に笑い転げてしまい、一気にCSI:科学捜査班にハマッてしまいました。

私が最初に見たエピソードがこのスカイハイなのですが、こんなに面白いドラマがあったのかとドハマりし、以来欠かさずに見るようになりました。見ていて感じるのは、多彩なバリエーションの話があるということです。シリアスなものからコミカルなものまで多種多様で、名作映画をモチーフにしたエピソードも数多くあります。

このドラマは話の雰囲気作りがうまいというか、冒頭から一気に引き込まれる魅力があります。第9シーズンと見始めたのは遅いですが、それでも十分に面白さの虜になっています。正直な話、数ある海外の事件もので、一番面白いドラマだと思います。

キャラが立っているうえにストーリーまで面白いなんて最高にもほどがあります。いつも予想の斜め上の真相を持ってくるため、最後までハラハラドキドキの展開が続きます。いろいろなエピソードを見ましたが、やはりスカイハイのインパクトが今でも一番強いです。/ルル

CSI:科学捜査班
アメリカCBSにおいて2000年~2015年まで放映されていたテレビドラマシリーズ。WOWOW、AXN、Dlife、TOKYO MX、テレビ東京系列などで放送。
キャスト:ローレンス・フィッシュバーン、マージ・ヘルゲンバーガー、マーグ・ヘルゲンバーガー、ポール・ギルフォイル、テッド・ダンソン、ジョージャ・フォックス、ジョージ・イーズ、ゲイリー・ドゥーダン、エリザベス・シュー、ウィリアム・ピーターセン

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