エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY 女ワトソンが面白い!あらすじ、レビュー、無料動画

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あらすじ

イギリス・スコットランドヤードのロンドン警視庁で顧問をしていたホームズ。薬物依存リハビリを行うためにアメリカ・ニューヨークに移住、リハビリ施設を出たホームズに父親からの命を受けて、薬物依存離脱者の付添人として雇われたのが、元外科医のジョーン・ワトソンだった。

ホームズはニューヨーク市警の顧問となり、凶悪犯罪の捜査に協力することとなり共同生活をスタートさせる。ホームズはその鋭い観察眼と天才的な推理力、及びワトソンの医学的知識や助言によってぶつかり合いながらも数々の難事件を解決していく。

感想・レビュー

シャーロックホームズと相棒のドクター・ワトソンといえば男性コンビと決まっていたと思います。ロンドンの街で起こる怪事件を名コンビ二人が小気味よく解決というのが定番でしたが、そのイメージを一気に覆したのがこの「エレメンタリー」です。

物語りの舞台をロンドンからニューヨークに移したこと。ホームズの相棒兼ボディガードでもあるワトソン博士を男性から女性にしたこと、なんかものすごい発想の転換だと思います。

ホームズをイギリス人俳優のジョニー・リー・ミラー、ワトソンをアメリカ人女優のルーシー・リュウが演じています。私はルーシーのファンなので、彼女が女性で初めてのワトソン博士役をすると聞いてとても楽しみにしていました。原作も好きだし、ルーシーなら小難しいばかりでなくお茶目な一面もあるワトソン博士になるだろうと思ったからです。

最初に観た時の感想は「ああ、ルーシー・リュウがもったいないな」というものでした。ホームズは薬物中毒の設定ですが、セリフがものすごく早口だし展開も早いのでワトソン博士がほとんど目立たないという感じがしたからでした。それでもファンだから、我慢して見続けていたのです。

ところが回を重ねるごとにどんどん面白さが増してきたというか、2人の名コンビぶりが痛快で観るのが楽しみになってきました。
ホームズの指導の下、探偵修行すすることになったワトソン博士がいろんな本を読まされたり事件の分析をさせられたりするシーンがあります。

もともとお医者さんで頭のいいワトソン博士、「これこれこうだからこうなったのよ」という自分なりの分析結果を意気揚々とホームズに報告するのです。
ところがホームズ、「なかなかいい分析だ、でもいつもの通り間違っている」というようなことを全くの無感情で言い放ちます。
その後、なんの弁解の余地も与えずに流れるように「正解」の分析と注目すべきポイントを「指導」するのでした。

これ、視聴者の私達にもホームズからの状況の説明ということなんでしょうが、実際ならもう心が折れそうな「指導」だと思います。でもこれをこのコンビが絶妙な掛け合いで見せてくれるから「ああ、そうかあ」とお話に惹きこまれるポイントの一つにもなるのです。

もちろんワトソン博士だっていつもやられっぱなし、というわけではありません。医学の知識を生かして事件解決にも貢献します。また、もともとは薬物中毒のホームズのお世話係に雇われるのが出会いのきっかけです。なので彼の日常生活は彼女がいるからなんとかまわっているんだよな、ということがうかがえるシーンもいろいろとあります。

またルーシーが作中で身につける衣装も「こんなお洒落ならマネできそう」と思えるものがいっぱいでその方面からも楽しむことができます。だからファンにとっては「番組も面白い、ルーシーのお洒落も楽しめる」というなかなかおいしいドラマなのです。

願わくばいつかホームズシリーズの中でも人気の高い「パスカヴィル家の犬」を基にエピソードを作って欲しいなと楽しみにしています。/あっこ

キャスト

ジョニー・リー・ミラー
ルーシー・リュー
エイダン・クイン
ジョン・マイケル・ヒル

PVなど無料動画

作品について

監督:
公開:2012年9月27日 – 2019年8月15日(CBS)

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